ニュースリリース

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2008年8月8日
熊本日日新聞/2008年8月1日号「~ショッピングセンターUTO~福岡の投資会社が買収」
福岡市の不動産投資会社「玄海キャピタルマネジメント」が(熊本県)宇土市の大型商業施設「ショッピングセンターUTO」の土地と建物を、所有者の熊本市の不動産管理業カリーノ(旧寿屋)と専門店街の運営会社「宇土シティプラザ」から買収したことが7月31日、分かった。玄海キャピタルマネジメントは今後、改装などを実施し施設の集客力を高める考え。

施設全体の管理運営は8月1日からカリーノの関連会社が受託する。周辺では大型商業施設が相次ぎ進出、集客に陰りが出ていたが、施設の一体的運営でてこ入れできると判断した。テナントの大型店のジャスコ、ホームセンターサンコーと、専門店街の67店はそのまま入居する。

UTOの土地は106,000m²、店舗などが入る2階建物は延べ床面積約42,000m²、7月31日に売買契約を結んだ。買収金額は明らかにしていない。これまで管理運営は専門店街を宇土シティプラザが、それ以外の部分をカリーノの関連会社が担当していた。

UTOは95年11月に開業。当時としては九州最大級の規模を誇った。玄海キャピタルは、九州を中心とする地域ファンドの運営会社として06年に設立。ファンドの規模は700億円。商業、オフィスビルなどを所有している。(熊本)県内は2件目。松尾正俊社長は「地元に密着した運営形態に潜在力があると判断した。追加投資などを行い施設の価値を高めていきたい」と話している。

「当初計画に無理が」(井本社長)

「ショッピングセンターUTO」の専門店街の運営会社、宇土シティプラザ(井本英一社長)が不動産投資会社「玄海キャピタルマネジメント」に建物売却を決めたのは、開業費を賄った当初の借入金返済計画に「無理があった」(井本社長)ため、厳しい財務構造に陥った背景がある。

地元小売業者などが出資する宇土シティプラザは95年11月、同社分だけで開業費20億円を投じ、旧寿屋と共同でオープンした。専門店街の売上高は開業翌年の96年度に約35億円、ピークの98年度は40億円と順調に伸びた。しかし周辺に競合施設が出現し売り上げは年々減少。07年度は29億円に落ち込んだ。

井本社長は「売却はテナントの売り上げ不振が理由ではない」と説明。「借入金の返済額に対し、利益が足りない構造だった。当初計画に無理があった」と強調する。05年11月に当初から計画にあった大型改装に4億円を投入した結果、採算が悪化し05年度以降、赤字が続いた。定期的な改装に多額の費用がかかることも考慮し、売却を検討し始めたという。あるテナント関係者は「運営会社が変わるのは残念だが、販促に力を入れてもらうことで状況は上向くのではないか」と話している。