第02話2019年06月12日

マッサージとストレッチ

社会人になって30数年あまり。熱心に運動をやってこなかったせいか、座ってコンピュータを見たり会議したり乗物に乗る時間が長いせいか、あるいはそのコンビネーションで腰が結構痛むようになりました。生活に不自由が出るほどではないのですが、寝起きや、1~2時間車を運転するなど、同じ姿勢で動かないでいると腰が張って硬くなる感じがします。

 

そのため暇な時間があるとマッサージに行くようになり、かれこれ10年くらいあちこち試しています。さまざまな国や場所で試しましたが、私の体験の中でほぼ間違いなく上手なのは、中国人のマッサージです。長い歴史があるようですし、マッサージ師は皆ツボを押さえているように思います。中国語ができないのでうまくコミュニケーションはできないのですが、おおよそ気持ち良く終わることが多いですね。シンガポールや香港で少しでも話が通じると、私の悩みである腰や首を集中的にやってくれて客の要望に応じてくれます。

 

少し残念なのは、日本で流行っているマッサージチェーンです。私の要望に対してあまり対応しきれず、マニュアル通りの手順で終わらせようとするところが多いように思います。これだけ一気に店舗が増えているのですから、施術者が皆プロというわけにはいかないのでしょうが、いきおいあまり行かなくなるわけです。プロという意味では、田舎の温泉宿でマッサージを頼むと、時々出てくる特に目の不自由ないわゆる按摩さんは、ほぼ間違いなく大変上手いです。指の感触で骨や筋肉の不具合を確かめながらやっているようで、ものすごく満足することが多いです。

 

 

そして、最近気に入っているのはストレッチ。特にこの歳になると個人個人問題の箇所が違うので、自分の体の弱いところや問題点を知るためには、個別指導のストレッチジムはかなりおススメです。先日行ったのはチェーン展開をしているストレッチジムだったのですが、これがなかなか良いのです。若手の運動部出身者みたいなスタッフが、私の腰の痛みの原因を(正しいかどうかは不明ですが)骨格図などを見せながらそれなりに説明してくれて、それに合ったストレッチ方法を教えてくれるんです。少なくとも私にとってはロジカルな説明で、納得感があります。スポーツ選手などがよく使うフィジカルセラピストみたいで、痛みの原因を理解して自分自身に必要な運動などを意識するようになるのが、マッサージと違う点です。良く「見える化」という言葉を仕事でも使いますが、腰の痛みの原因の見える化をしているようで、納得感があります。座り業務が多くあまり運動してない人にはオススメです。

 

結局自分の身体のことを知りその原因を考え、からだと対話しながら生きていくのが良いのだと思うのです。